ナノ化粧品を潜入レポート
「セルフ・エスティーム」という言葉をご存知ですか?
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
日本語では、自尊心、自己尊重感、自己価値などと訳されることが多いのですが、本書では、最近、日本でも使われ始めている「セルフ・エスティ-ム」という言葉を使いました。
従来の日本語では、セルフ・エスティ-ムに含まれる意味が、どうしても表現できないと思ったからです。
セルフは「自分」、エスティ-ムは「評価する、尊重する、尊敬する」という意味ですが、セルフ・エスティ-ムは、「自分をありのままに評価し、その自分を大切に思う気持ち」だと言えるでしょう。
世間の目や時代の風潮にとらわれることなく、自分の価値を-評価し、「自分はこれでいいんだ」「そんな自分が好きだ」「こういう自分を大切にしよう」という気持ちです。
こういう意識は、毎日の生活を送る上でも、人生を決める重大な決断をするときにも、大きな役割を果たします。
セルフ・エスティ-ムは、男女を問わず大事なものですが、特に女性にとっては、重要であるにもかかわらず、持ちにくい意識だと考えられています。
「私って何てつまらない女なの…」と悩む人は、若い女性にも熟年女性にも多いのではないでしょうか。
この本は、なぜ女性がセルフ・エスティ-ムを持ちにくいのか、セルフ・エスティ-ムが低いとどんな問題が起こるのか、そして、セルフ・エスティ-ムを高めるためにはどんなテクニックがあるのかを、たくさんの実例をまじえてわかりやすく書いています。
紹介されるエクササイズは、どれも特別なセッテイングを必要とせず、すぐにでも取り組めるものばかりです。
ダイエットに失敗して自己嫌悪を感じているあなた、パートナーとうまくいかないのは自分が悪いからだと思っているあなた、いらいらを家族にぶつけたあとで落ち込んでいるあなた!
それは、あなたのセルフ・エスティ-ムが問題なのかもしれません。
どうぞ本書を開いて、自分を大切に思う気持ちを取り戻してください。
そうすれば、あなたの抱える問題、人間関係、そしてあなたの人生がきっと大きく変わることでしょう。
この本を訳しながら、私自身、何度も自分の生き方を振り返り、さまざまなことに気づかされました。
「あの落ち込みから立ち直らせてくれたのは、私の中のセルフ・エスティ-ムだったかもしれない」「人間関係に臆病なのは、この領域のセルフ・エスティ-ムが低いせいではないか」というように。
そして、本書のエクササイズを実行してみて、意識して自分を大切にセルフ・エスティームって{可?するという感覚もはじめて味わいました。
まるで、自分の中に自分を支えてくれる親しい友人ができたような気分でした。
失意の中で、あるいは漠然とした焦燥感の中で、この本を手に取った方々が、自分の中のセルフ・エスティ-ムに気づき、それを高め、より広い世界へとステップアップされることを心より願っています。
私たちはこの本を、やるべきことに追われ、忙しい毎日と格闘している女性たちのために書きました。
特にその中で、自分の存在価値を見失い、セルフ・エスティ-ム(自分を大切に思う気持ち)を持てなくなり、生きにくさを感じている女性たちのために。
女性なら年齢も立場も問いません。
独身の人、結婚している人、専業主婦、キャリアウーマン、ワーキングマザ-、シングルマザ-、同性愛者、異性愛者、両性愛者、独身主義者、お年寄り、若者、中年。
女性たちの中には、なくしたセルフ・エスティ-ムを取り戻すための知識も手段も応援してくれる者も持たない人がいます。
また、ふだんは高いセルフ・エスティ-ムを持っていても、何らかのストレスで自信を失い、助けを求めている人もいます。
この本は、そんな人々のためにあるのです。
多くの女性が、人生の一時期に、こういう状態に陥るのではないでしょうか。
また、周囲の女性たちをもっとよく理解したいと、日夜格闘している男性のためにも、この本を書きました。
妻や姉妹、ガールフレンド、そして娘たちが、なぜ自分の体型や仕事、そして自分自身に対してあんなに厳しい評価をくだすのか。
仕事も家事もそつなくやっているのに、突然、怒り出して手がつけられなくなったり、どうしょうもなく落ち込んだりするのはなぜか、と考えている男性たち。
この本は、そんな男性たちのものでもあります。
女性が抱える問題を理解することによって、男性は、一生懸命生きている女性たちの内面がもっとわかるようになるでしょう。
自分の中の男性的な面と女性的な面を、うまく一つにまとめるにはどうすればいいか。
それについて悩んでいる男性にとっても、ここに書かれたことは役立ちます。
この本は、私たちがクリニックで得た経験と、自分たちの個人的体験から生まれました。
これまで知り合った女性の多くは、ありのままの自分に価値を見いだすことができなくて、悩み、苦しんでいました。
パリパリ働くキャリアウーマンであろうと、子育てのために仕事をやめた専業主婦であろうと、健全なセルフ・エスティ-ムを持つことはなかなか難しいのです。
本書は、女性たちがセルフ・エスティ-ムを高めるためのテキストブックとして使えます。
ここに書かれたアイデアとテクニックを使って、自分を見つめ直してください。
おそらく、自分自身の奥深いところに、強い精神力を備え、自分が何者かをよく知っているもう一人の女性が見つかるでしょう。
女性はいつも、まわりの人に気を配るよう、しつけられてきました。
ほかの人の望みをすばやく察し、それを満たすように育てられてきたのです。
女性の世界の大部分は、夫や子ども、両親、友人、地域社会、上司、兄弟姉妹、親類、同僚たちのために尽くすことで占められています。
たいてい、私たちは、そのことに大きな意味や充足感を見いだしています。
でもそれは、本当の自分自身を見失ってしまう、大きな落とし穴の場合もあるのです。
女性用シナリオ私たちの文化は、女性は人に尽くしたり人から頼りにされたりすることで、自分の価値を測るべきだと教えています。
長い間女性は、自分の望みを満たすためにはまず、あるシナリオに従えと教えられてきました。
あるシナリオとは、女性はこうあるべき、という女性の役割を描いた人生のシナリオです。
このシナリオでは、女性は自分の望みより、まわりの人の望みを優先しなくてはなりません。
たとえ自分を犠牲にしても、ほかの人の面倒を見てやるべきだと書かれています。
女性の多くは、この庁女性用シナリオを忠実に演じていれば、自分も愛されるはずだと考えています。
愛されていないと感じると、愛されるためにもっとがんばります。
もっと気を配り、もっとおいしい料理を作り、もっと遅くまで起きて、やるべきことを全部やろうとします。
そして最悪の場合、許してはならないこと、たとえば心や体に対する暴力まで許してしまうこともあります。
愛され、認められ、評価されるために、上司や夫、子ども、友人が喜ぶことを、あれもこれもやろうとします。
それでも愛されない、評価されていないと感じると、病気になったり、落ち込んだり、気力をなくしたり、絶望したりします。
そして時には、怒りと欲求不満が爆発して、収拾がつかなくなってしまうのです。
幼い少女であれ、成熟した女性であれ、女性のセルフ・エスティ-ムを傷つけるものです。
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